本日の日経平均は菅総理退陣の報道を受けて584円高の大幅上昇

本日の日経平均株価は584円高(+2.05%)の29,128円でした。

前場から1%程上昇して始まりましたが、お昼頃の菅総理退陣の報道を受けてか後場では更に上昇幅を拡大する展開となりました。

先週の終値と比較しても900円程上昇しており、今週は力強い勢いだったと思います。あっという間に約2ヶ月ぶりの2万9千円台を回復しました。

新型コロナの都内での新規感染者数がここ1〜2週間減少傾向にあり、追加の経済対策も期待されているため楽観的な見方が広がったように感じています。

肝心の自民党の総裁選ですが、菅総理の出馬辞退を受けてこれまで出馬を見送っていた河野さん等の有力候補が出馬を表明するなど、菅総理の対抗馬として存在感を強くアピールしてきた岸田さんにとっては不利な展開になってきたように思えます。

石破さんも出馬に含みを持たせるような発言があり、これからも次々と新しい展開が繰り広げられそうです。
来週からの株式相場も各候補者の経済対策に左右される展開になるかもしれません。

今回の総裁選は菅総理が勝っても負けても自民党にとってはあまり良い影響がないと考えられていたので、ここで辞任するのは衆議院議員総選挙を見据えても懸命な判断だったと思います。

野党にとっては寝耳に水だと思いますが、これを機に衆院選に向けて何か動きがあるかもしれませんね。

政界の動きが株価にも大きく影響するので、来週以降も注視したいと思います。